新橋演舞場 五月 夜の部


新橋の3F西側2列目って、ほんとにダメダメ席なことを実感
手すりはジャマで見づらいし、花道はまったく見えないし、舞台上手は見切れるし
もう二度と買わない。
空いてるところはそこしか無かったから仕方ないけど、アレならいくらか追加して3階A席に
すればよかったわ。
(まぁ、モニターがあるのは救いなんだけど)
前に西側の2Fで見たことがあるけど、やっぱり条件はよくなかったので
新橋に関しては2F3Fどちらも西側はハズレなんだね・・

んで、東海道四谷怪談の通し

やっぱり3階席からだと細かいデティールをつかみ取ることが
できないので、どうしても話全体の雰囲気を見るような感じになってしまうため
仕方ないのかもしれないけど、メインの 吉右衛門 福助とも
どちらも演技がなんだかちぐはぐな印象

きっと1階席で見れば、ベテラン二人だからこそ細かい演技の
ディティールでカバーできるから、丁度よいのかもしれないけど
雰囲気だけで見なければいけない3階席からだと
伊右衛門はた「だの人でなし」、恐ろしいはずのお岩の所作はなんだか
ドリフのコントのように見えてしまい、どうにも違和感。
伊右衛門っていうのは「ワルカッコイイ」はずなのに、色気がどうにも
見えない。

歌六の宅悦が素晴らしかったので、芝居全体はきちんとまわっていたけど
最後までお岩の「怨恨」と伊右衛門の「色気」が感じられなかった。

あんまりハズレのない吉右衛門なのに、どうしちゃったんだろう?
別に役があっていないってことは無いと思うんだけどなぁ・・・



[博物館・美術館]日本橋三越 よみがえるローマ美術展

チケショを覗いたら200円でチケットが買えたので、閉幕二日前に
駆け込み観覧

三越カード会員は無料と言うこともありなかなかの混雑

秋葉原から自転車で日本橋三越まで走ってみたら10分で着いたけど
以外と距離が近いものなのね。

日本橋三越 よみがえるローマ美術展
http://72.14.235.104/search?q=cache:An6kWanGUhgJ:www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/nihonbijutsuten/+%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%A9%8B%E4%B8%89%E8%B6%8A%E3%80%80%E3%80%80%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E9%96%8B%E5%82%AC&hl=ja&ct=clnk&cd=1

昭和5年にローマで行われたイタリア政府主催の日本美術展に出品された
作品の展示会
大正末期から昭和初期の日本画の名品がいろいろ!
この展覧会のパトロン大倉財閥の総帥 大倉喜八郎だったので
作品の多くは大倉集古館の収蔵品

大観の名作「夜桜」に清方、深水の美人画、玉堂の迫力ある風景画などなど
その時代の日本画壇の重鎮たちの作品ばかりで、どれも粒ぞろいの名品

はじめて日本画を見るであろうイタリア人たちに向けて開かれた展覧会なので
画題に選ばれているのは、富士山であるとか、着物姿の女性であるとか、軍鶏であるとか
日本的な意匠が多いのは納得できるところ。

会場入ってすぐのところにあった、大観の絵を題材にした当時の展覧会の告知ポスター
(きっとイタリア人のグラフィックデザイナーが作ったんだろう)がむちゃくちゃ
カッコよかったのは、さすがイタリア人のセンスかしら!

大観の富士山というモロに日本的なモチーフだから、「いかにもジャポニズム・・」
という声もあるみたいだけど、今だとかえってそれが新鮮に思えるくらいだけどねぇ。