最近見た映画

ティンカー・ベル
http://www.disney.co.jp/movies/tinkerbell/

最初は妖精がいっぱい出てくるところから、
なんだこれプリキュア5のパクリかよww
と、思ったらさにあらず!

これは現代のアメリカ経済を強烈に風刺した、大人でも充分楽しめる作品

超映画批評
http://movie.maeda-y.com/movie/01223.htm
で100点なのも納得

CGは驚異的にキレイ!
ここまでのCGは日本映画じゃ絶対に作れない!

80分もない短めの映画なので、子供でも集中力を切らすことなく
見られるようによく考えられている。

映画に登場する妖精達は

  • 主人公(白人)
  • 黒人
  • ヒスパニック
  • アジア系

etc

と、マイノリティにも気を遣い、4つの季節の大臣は男性と女性2名ずつ
と、政治的な配慮もバッチリ!
ティンカーベルに物作りを指南する男の妖精は
「デブ」と「メガネ」ってのもアメリカ映画の典型か。

ストーリーもよく練られていて、カトゥーンムービーの王道と言ったところ。
子供がコレを見たら、間違いなく大満足で家路につけるはず。

ところが、大人がこれを見ると、まったく別の見方が出来てしまうのが
この映画のスゴイところ

主人公の「ティンカーベル」を今のアメリカそのものとして見ると
この映画には、「物作りを軽視した国は滅びる」という現在のアメリ
経済に対する強烈な皮肉が見えると思う。

最後に決めてになるのが、日本の物作りの十八番であるカイゼン」による
業務フローの効率化
ってのも、余計にパンチが効いてるし。


原監督の「クレヨンしんちゃん」シリーズなみに、大人子供どちらが見ても楽しめる
アニメの良作、アメリカのカートゥーンも脚本さえしっかりしてれば
こういう作品が作れるってことだわね。



ちなみに自分は吹き替え版で見たけど、主演の娘(新人)は養成所に
通っている娘なので、それなりにハマっていて、無理に話題作りで
アイドルをキャスティングしたときのような違和感は無かったと思う。

脇には、坂本真綾石田彰朴ろ美豊口めぐみ園崎未恵など
実績のある声優で固めているので、声ヲタ的には吹き替え版は充分に
満足出来るはず。

(字幕版はルーシー・リューなんかが声優をやっていたので、個人的には
 そっちもみたかったんだけど・・)


男一人で、チケットカウンターのお姉さんに「ティンカーベル 吹き替え版一枚」
と言う羞恥プレイもあったし、吹き替え版のせいで、周りは親子連ればっかりで、
スゴク場違いだったけど、それをさしおいても充分に映画館でみる
価値のある作品だったわ。

是非ともこの作品について、町山さんにレビューしていただきたい!



#どうでもいいけど、google先生で「ティンカーベル」っていれると
 5件目に吉原のソープランドがひっかかるのねww
 これっていいのか・・・ww