ZEN 禅

ZEN 禅
http://www.zen.sh/
中村屋の息子&高橋伴明監督作品と言うことで脚を運ぶ

間違いなく観客を選ぶ作品

台詞に仏教用語が説明ナシにバンバン出てくるため
知識が無いと何を言ってるのかまったく理解できないと思う。

悟りを開くシーンとかが、安っぽい宗教アニメみたいな演出で
やっぱり伴明は真如苑だなぁ・・・と思ってしまう。

笹野高史 勝村政信 と言った演技派俳優が揃っている中でも
中村屋の息子の演技が非常に秀逸で、やっぱり血筋だけあっていい役者
であることを実感。
客席は高齢者が9割で、藤原竜也目当てで見に行った若い女の子がちらほらと
いたけど、藤原竜也の出演シーンは短いから、面食らってた感じ。

それにしても彼の登場シーンのCGは予算の制約であまりにチャチなので、
あんなレベルのモノをいれるくらいなら別の演出を考えた方が
良かったんじゃないか?

ヒロイン役の内田有紀は美人過ぎて、貧乏さとか境遇の不遇さが
まったく感じられないのもイマイチ。

道元禅師という偉大な禅僧だけど、世間的にはごく地味な存在に
スポットを当てて映画を作ろうとしたことは評価できるけど
映像化するならドキュメンタリー番組じゃダメだったの?と言いたくはなるなぁ。

ちなみに原作は

永平の風―道元の生涯

永平の風―道元の生涯

これなんだけど「文芸社」刊ということからもわかるとおり・・
大谷哲夫(例の一件で引退させられた駒大前学長)のオ○ニーみたいな本で・・この映画の製作の裏側も色々と・・・