4月大歌舞伎 昼の部

なんとか戻りチケットをゲットしたので3A席で観劇
今月はなぜか昼夜とも3F2列の21番で見たんだよなぁ・・

「本朝廿四孝 十種香」
なんかこの段だけだと中途半端というかなんというか・・

時蔵の八重垣姫はバツグンだったし、橋之助の勝頼もいい若武者っぷり
濡衣の秀太郎も秀逸

確かにキレイな舞台なんだけど・・・なんか物足りないのよね。
やっぱりこの場面だけのせいかしら?

「熊野」
これはもう玉三郎玉三郎の花舞台!

着物もわざわざ江戸時代の生地を復元して誂えたらしく、まさに画のような美しさ
仁左衛門 玉三郎っていう、踊り手だからこその舞台

傍らのセブンと錦之助もいい仕事

まさに舞踊モノの真骨頂



「刺青奇偶」
かの長谷川伸原作の演目
博打バカのダメ男を勘三郎が、泥水すすった酌婦を玉三郎が熱演

仁左衛門大親分はさすがに貫禄

主役二人の演技はバッチリで所々には笑いもあるんだけど、原作が
長谷川伸にしてはイマイチなストーリーのせいか、なんだか全体の
印象が薄い舞台に。

まぁ、仁左衛門 勘三郎 玉三郎 という人気どころを揃えたから
客入りがいいのはわかるんだけど、文句なしの夜の部に比べると
ちょっと不満かなぁ。

決してハズレではないんだけど、チケットがほぼ完売になってしまうほどでは・・
というが正直なところ。